野の花を描く仲間たち8人展
2017年4月4日(火)~4月9日(日)
10:00~19:00[最終日17:00迄]
2016年2月23日(火)~2月28日(日) ~リアリズムの探究 光と時間と空間~ 三品 良春
ーリアリズムの探究 光と時間と空間ー
三品 良春 絵画展
10:00~19:00[最終日17:00迄]
日常生活には、敬意を払うべき美しさが満ちあふれており それが 制作のきっかけなります。
四季の移ろいの中で、光・時間・存在をテーマとして表現してまいりました最新作を展示いたします。
-三品 良春-
仙台市生まれ 多摩美術大学卒業
1981年 第1回アートフォーラム展出品
1982年 第2回アートフォーラム展出品
1983年 第3回アートフォーラム展出品
1988年 個展(宮城県民ギャラリー)
1992年 個展(宮城県民ギャラリー)
新現美術協会展招待出品(会員推挙)
1993年 新現美術協会展招待出品(以後毎年出品)
1994年 個展(フジヤ画廊)
1996年 個展(フジヤ画廊)
1999年 個展(晩翠画廊)
2000年 二人展(長命ヶ丘ル・グレンギャラリー)
2012年
8月 個展(大衡村ふるさと美術館)
10月 個展(晩翠画廊)
12月 個展(晩翠画廊)
2014年
9月 個展(晩翠画廊)
三品 良春 プロフィール
「 徹底して観る 」
物を観てそっくりに描くという行為が理屈抜きに性に合ってる。徹底して観る。徹底して描くという表現スタイルが好きだ。
ある程度の時間で「・・・らしさ」は出てくるが、そこから完成までのプロセスが実は長い。完成に近づくということは、その事象の奥にある目に見えないものが画面に構築されていくことをいうが、そのためには時間がかかる。
「 中断と再会 」
自分の感覚として、「これで完成。 もう描けない。」と思ったことはほとんどない。ダビンチなどが言う「完成はない。 とりあえずどこで終わりにするか(あきらめるか)だ。 」というイメージだ。常に作風が変わる作家にとっては、以前の作品は過去のものとなってしまうかもしれないが、私はサインを入れた後でもさらに筆を入れることがよくある。その画面に正対して新鮮な気持ちになれれば制作を再開する。 要は時間が許すかぎりくり返し描き続けたいということであり、そういうことからサインを意識して入れないことが多い。
「 描き込む 」
ワイエスの「本質的なものは静けさの中にある」という言葉が好きだ。 目に見える物を徹底して描きながら、静謐で厳粛な空間だとか荘厳な緊張感だとか目に見えないものをタペストリーのように鉛筆や筆で画面に紡いでいくことが描き込むということ。だからある段階になると、形や色を似せるだけではない作業になる。
「 光と時間と存在 」
ゆるやかな光の中に存在するもの、一日の変化や季節の時間の中で繰り広げられるドラマに胸がいっぱいになることから制作はスタートする。以前は制作において自分のポリシーやこだわりを大切にしていたが、ある時期それを封印してみたら、何気ない日常には、敬意を払うべき美しさがあふれていることに改めて気付くことができた。今は、それを素直に受け入れ、一体となり表現することに努めている。
「 媒体 」
私の制作においては、ほんの数分や数秒で変化する瞬間をモチーフにすることが多い。いつからか自然に写真を使用するようになった。写真の使用については賛否様々な考えがあるが、徹底して観る、徹底して描くためには有効な媒体であり、最終的には、写真には写らない目に見えないものを表現することが目標であるので、そのことには抵抗なく、今後も活用していきたい考えである。
ーリアリズムの探究 光と時間と空間ー 三品 良春 絵画展
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