野の花を描く仲間たち8人展
2017年4月4日(火)~4月9日(日)
10:00~19:00[最終日17:00迄]
2014年9月2日(火)~9月7日(日) 安藤 真司 銅版画展
安藤 真司 銅版画展
2014年9月2日(火)~9月7日(日)
10:00~19:00[最終日17:00迄]
今までに様々な植物を描いてきました。
蕾から花へ、そして枯れてゆく植物。ある時は可憐で情緒的な世界へと、またある時は不気味で怖い世界へと、見る者の心を不思議な世界へと導きます。- 安藤 真司 -
~ 自然の中で ~
銅版版画となるときっと固い感じのする作品なのだろうと勝手な思い込みを抱いて晩翠画廊の扉を通り作品に対面。作品を見た瞬間「これって、描いたんじゃないんだよな∼」と感じるくらいにみずみずしい表現があたりを包んでいた。そして、描かれている素材が生き生きと自由さを持ってそこに存在し、しっかりと自己主張している。改めて、作品をもう一度眺めて見ると非常に精密に細部まで描かれているのに気づく。さらに顔を近づけ、葉の一枚一枚、羽の一枚一枚を注意深く見てみると葉脈や羽の筋までしっかりと描かれているのにさらに驚いた。ここまで版画で表現できるものなのかと。モノクロで描かれている作品の中に川の流れとモクレンを描いている作品があった。幼少の頃、母の実家へ向かう際に見たあの時の風景そのものが、目の前に出現している。モノクロなのに私の頭の中には、しっかりと当時の色彩と風の存在を感じられた。私の記憶の中にある当時の風景がよみがえった瞬間だと感じられ、作品の持つ力の凄さをしっかりと知り、記憶の中にある自然の優しさを造り上げてくれた安藤先生に「ありがとう」と伝えたい衝動に駆られた。直接お会いできなかったが、電話で話した先生の声は優しさと大きさを感じさせ、話をしているうちにもう一つの自然界を作りだす創造主にも似た方なのだろうと思った。今回の作品は、見る人の記憶の中にある自然の優しさと情感と共に、タイムトラベルへと連れて出してくれるものばかりだ。コメント(Mt.SUZUKI)
ほのかに漂ってくるには
安藤 真司Shinji ANDO
1960 岐阜県生まれ
1987 東京芸術大学美術学部絵画科油画専攻 卒業
1989 東京芸術大学大学院美術研究科修士 修了
1989~94 東京芸術大学版画研究室助手
1996 芸術インターシップ(文化庁)
2005~08 東京芸術大学非常勤講師
2010~11 新進芸術家海外研修員としてアメリカ滞在(文化庁)
美佐野
森の誘い '96
空の断片
風かぜを感じて(春)
【 画歴 】
1989 第1回JAPAN大賞展<佳作賞>
1990〜91 日本具象版画展<優秀賞>
1990 第3回都版画大賞展<都賞>
1991 版画「期待の新人作家《大賞展<大賞>
1992 日本版画協会版画展<日本版画協会賞>
第27回現代美術選抜展(文化庁)
1994 シガ・アニュアル’94 版の宇宙(滋賀県立近代美術館)
文化庁優秀美術作品買上げ
2000 日本版画協会版画展 <準会員佳作賞>
2002 第5回高知国際版画トリエンナーレ展<中土佐町立美術館賞>
2004 第13回ソウルスペース国際版画ビエンナーレ<買上賞>(韓国)
2007 永遠の交響詩展 ミュゼ浜口陽三・ヤマサコレクション(日本橋)
2011 Pacific Arts of Asis st Fort Mason Festival(サンフランシスコ)
森の誘い '03
パブリックコレクション
東京国立近代美術館
町田市立国際版画美術館
滋賀県立近代美術館
大阪府立現代美術センター
高知県中土佐町立美術館
ティコティン日本美術館(イスラエル)
Los Angeles County Museum of Art (U.S.A)
美佐野
森を想う'01
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