野の花を描く仲間たち8人展
2017年4月4日(火)~4月9日(日)
10:00~19:00[最終日17:00迄]
2015年3月3日(火)~3月8(日) 綿引 明浩の展覧会 ∼イリュージョン∼
『 綿引 明浩の展覧会 イリュージョン』
2015年3月3日(火)~3月8日(日)
10:00~19:00[最終日17:00迄]
溢れるアイデアで多くのファンを持つ綿引 明浩の展覧会です。新作のイリュージョンシリーズでは、古今東西の名画の中を不思議なキャストたちが旅します。それはまるで舞台の一場面を見るように、様々なストーリーを私達に語りかけてくる事でしょう。
今回は作家オリジナル技法のクリアグラフ作品を中心に展示、また新たにガラス制作にも挑戦、作品にさらなる透明感と豊かな色彩が加わりました。前回より、さらにスケールアップした楽しいアートの世界を、是非ご高覧くださいますようお待ちいたしております。
ー綿引 明浩(埼玉県吉川市在住)ー
「イリュージョン・バベル」クリアグラフ
綿引 明浩
略歴
茨城県出身。東京藝術大学主席卒業(買上賞)同大学院修了。
西武美術館大賞展優秀賞。文化庁芸術家在外研修員として約1年間スペインに滞在。リュブリアナ国際版画ビエンナーレに日本人版画家選抜として招待出品。東京を中心に各地で古典・グループ展を多数開催。海外のアートフェアにも積極的に参加。2013年には新島ガラスアートフェスティバルにて招待作家として参加、初のガラス製作を行う等、ジャンルを超えて活動えお展開する。
浮世絵/国芳
クリアグラフ43×85㎝
~おしりの天使が、ご案内~
アクリル板に描かれる物語の一節は、見る者の想像を掻き立てそれぞれの物語の展開を感じさせてくれる。今回の晩翠画廊は、不思議な仕掛けが豊富に散りばめられたテーマパーク。オリジナル技法であるクリアグラフの綿引先生の展覧会が始まった。作品を見ながら頭に浮かぶ「何層にも描かれたそれぞれのグラフィックスは、どうやって描かれているんだろう」という疑問を直接先生に聞いてみた(電話取材)。先ずそうかと気づかされたのは、作品を作り上げる時、左右逆に描いていくということ。私たちが観ているのが表だから、当然裏に描かれるのは左右逆になる。もっと驚いたのは、描くものを決めたらあとは勢いで描き上げるという。それを階層(レイヤ)ごとにこなしていくのだから、並大抵の仕事ではないはずだ。実物を見るとはっきりとわかるレイヤごとに描かれた集合体の作品をどうにかして伝えたいと必死に撮影したのだが、どうだろうか。よく見ると作品の中に影があるのがわかってもらえるのだが…。そして、さまざまなストーリーを表現している作品の題材は、エピソードのエッセンスをさらに独自の感覚で抽出したものとのことである。だからと言って、断定的なものではなく見る側のイメージ化による物語が展開できるきっかけになっている。もう一つ、面白い話が聞けた。バビルの塔が描かれている作品は、今回のが3枚目だという。1枚目は、本来のバビルの塔より1段高く、2枚目は2段高く、今回のは3段高くなっている。なぜなら、まだ建設が続いているからだという。実に面白い。そして、もっとも驚かされたのは、描く際の道具が、スポンジ、針、注射器、断熱材などという。最後に先生から作品の楽しみ方を教えて頂いた。それは、動きながら見るということ。確かに、動きながら見てみるとたくさんの物語が映像の様に繰り拡がれてくる。今回の展覧会は、まさにイリュージョンだと感じた。綿引先生は、今週土日に晩翠画廊へ来られるそうである。私も時間を作り、先生に会いに行こうと思う。
コメント:Mt.Suzuki(取材2015.03.3)
異人館海岸通り
クリアグラフ46×40㎝
うさぎの帽子
クリアグラフ17.5×13.5×4.5㎝
告白の塔
クリアグラフ23×18㎝
アンドロメダを救うベルセウス
クリアグラフ45×75㎝
絵画俱楽部
クリアグラフ17×15㎝
マドリガル 昔の恋歌
クリアグラフ29×26㎝
花の告白
クリアグラフ12.5×10.6㎝
マザー・ヒル
クリアグラフ93.5×30㎝
木の家
銅版画4.8×4.8㎝
ピッコロエッグ
ガラス
羊の樹の下で
クリアグラフ10.5×11×6㎝
ブタの秘密
クリアグラフ8.5×13.5×5.5㎝
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